概要

ウルトラスローモーションカメラ Hi-Motionシリーズ

世界初の放送分野向けフルHDウルトラスローモーションカメラとしてナックが開発した「Hi-Motionシリーズ」は、2005年にレンタルサービスを開始して以来日本を始め欧米でも広く運用され、オリンピックやワールドカップ等の世界規模のスポーツ中継を始めとした、世界中の放送マーケットで広く採用され多くの実績を上げました。高品位なウルトラスロー映像はスポーツ中継をより効果的に演出すると共に、多くのエンジニアやプロデューサーから幅広く支持されています。他に類を見ないHi-Motionシリーズの特徴として、そのユニークなシステム構成と仕様を外して考えることは出来ません。Hi-Motionシリーズはウルトラスローモーションカメラとしては世界初の3板式センサー方式、業界標準のB4レンズマウントを標準搭載、CCUを始めとした各種ハードウェア構成から操作系に至まで、放送の現場で日常的に使用されている放送用カメラ(ENGカメラ)と同等のシステム構成を採用しています。そのため、放送の現場で違和感なくワークフローに組み込むことが可能となり、技術者や設備へ負担を掛けずに直ちに運用が可能です。

新型ウルトラスローモーションカメラ 「Hi-MotionII」

Hi-Motionシリーズは幅広いユーザーからの支持に応えるため常に進化し続けます。世界中で運用されているHi-Motionの運用実績から得た数々のノウハウをフィードバックし、Hi-MotionIIはより洗練されたシステムとしてリリースされました。Hi-MotionIIは撮影速度の向上はもちろんのこと、Hi-Motionシリーズの特徴である高画質=放送画質での収録機能を最大限生かすため、スロー映像の送出と同時にライブ映像の常時出力に対応しました。この他にもスローモーション映像の再生中でも同時に録画が可能になるなど、各現場の既存ワークフローへの親和性を更に向上させました。

エミー賞を受賞

Hi-Motionシリーズはこれまで、オリンピック、ワールドカップ、アジア大会、世界陸上等の世界大会から、MLB、NFL、NBA、F1、Jリーグ、各種格闘技など、幅広いスポーツ中継の現場で採用されており多くの実績を上げてきました。この度、これら多くの実績が認められ、米国テレビ芸術科学アカデミー(NATIONAL ACADEMY of TELEVISION Arts and Sciences)より、第62回技術・工学エミー賞(Technical/Engineering Achievement Award)を授与されました。あらゆるスポーツ中継と番組制作の現場に於いて、優れたHDスローモーション映像の撮影に寄与したことが評価されました。


【日本国内でのHi-MotionIIの取り扱いについて】
日本国内ではレンタル専用機材として機材提供を行っています。
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